財団について

理事長挨拶

　公益財団法人日本証券奨学財団の理事長に就任いたしました新芝宏之です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

　1973年7月の設立以来50年間、私ども財団は「人材の育成、学問研究の奨励を通じて社会の発展や福祉に貢献すること」を目指し、奨学事業、及び、研究調査・出版助成事業を行ってまいりました。こうして創設50周年を迎えられましたのは、我が国証券界各位の不断のご支援を受け、創設以来の高邁な意思を継承することが出来たからです。先人による設立趣意書には「社団法人日本証券業協会の発足を機に、その記念事業としてここに、財団法人日本証券奨学財団を設立する」とあり、証券界の想いを繋いでいきたいと思います。

　私ども財団の奨学事業の特色は「いかなる制約を受けず、義務を負わない奨学金」であることです。奨学生の意思を最大限に尊重すべく、（1）専攻分野の制約なし、（2）奨学金の返済義務なし、（3）学業修了後の進路義務なしとして、資質優秀な大学生、大学院生を幅広く募集する方針を掲げています。約4,000名の奨学生を輩出しており、奨学生修了者が参加する「証券奨学同友会」などによって、広範な交流やネットワークの機会を提供する活動にも取り組んでいます。

　研究調査・出版助成事業でも、助成件数の累計は2,000件近くに上ります。社会経済情勢の変化が加速する今、時代に即した高度、且つ、適切な研究調査の必要性が高まっており、積極的な助成活動の継続が不可欠だと感じています。

　これまでの半世紀、諸先輩方、関係者の皆さまが紡いできた財団の「伝統」を堅持しつつ、「未来」へとしっかりと繋いでいくため、粉骨砕身の努力を傾注してまいる覚悟です。証券界各位はもとより、大学関係者、証券奨学同友会の皆さまなど、関係各位のご支援、ご厚情に対し、深甚なる謝意を表しますと共に、今後とも更なるご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

財団の概要

（１）定 款
（２）「国と特に密接な関係がある」公益法人への該当性について
（３）個人情報保護に関する基本方針

公開情報

以下をクリックし、データ（PDF）をダウンロードしてください。

事業報告等

種類	2023年度	2022年度	2021年度	2020年度	2019年度
事業報告
貸借対照表　＊電子公告
正味財産増減計算書
財務諸表に対する注記
附属明細書
財産目録
監査報告書
（参考資料） 正味財産増減計算書内訳表

事業計画等

2024年度事業計画
2024年度収支予算書

事業の推移

　本財団は、資質優秀な学生に対する奨学支援及び学術の研究調査に対する助成等を行い、人材の育成、学問の奨励をはかり、もって社会の発展と福祉に寄与することを目的として、全国の証券会社並びに関係機関等からのご寄附により、1973年7月1日に文部大臣の許可を受けて設立された。
　その後、2011年9月16日より内閣総理大臣の認定を受け公益財団法人となった。
　概略以下のとおり事業活動を展開してきた。

役員体制・組織図〈役員体制〉2024年6月現在

日本証券奨学財団５０年史

　本財団では、創立50周年を記念し、2023年12月に『日本証券奨学財団50年史』を発行いたしました。本書は1973年の設立から今日までの半世紀の歴史を貴重な写真や資料、関係者皆様の証言を通して紹介しています。特に元奨学生の方々の視点で、財団の歩みとそれぞれの時代を振り返る「50周年特別企画 座談会」を実施し、その模様を掲載しています。また、過去に発行された年史を編集・再録し、財団の設立背景や事業の発展について詳述しています。

事務局情報